BAKS Clothing Co. (3)


大阪の音楽専門学校に進学したけれど、私は一人暮らしを許してはもらえず、片道2時間半かけて1年間通った。(交通費も出してもらえず。)ようやく2年生になった時、仕送りも家を借りるお金も、生活費は一切いらないから、もうほーーーーーんとお願いだから、家を出してくれと懇願して、やっと、やーーーーと、念願だった一人暮らしを許してもらえた。(後から、このタイミングでお父さんが会社を辞めた事を知る。家計的に出て行って欲しかったってやつやん笑)


念願の一人暮らしは、バイト先で出会った2つ上の彼がくっついてきたから、実質二人暮らしスタート。

この彼が曲者だった。

色々あったことはココでは割愛するけど、別れ話をキッカケに自殺未遂?自傷行為?を家でするようになって、最終的には出て行ってもらったけど、すでに私も病んでしまっていた。

毎晩お酒を飲んで過ごすようになっていた。
お酒を飲めば空腹も紛らわす事ができた。食べなくてもイケる方法を知ってしまった。

どんどん痩せていった。

痩せていく自分が嬉しかった。

『痩せたね。』『細すぎるよ』は最高の褒め言葉だった。

ゴハンを食べてない事がステータスというか、小食な私、イケてる!とさえ思ってた。

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そして体重が39kgあったかなかったか、それくらいの時に生理がこなくなった。
4か月間待ったけど依然やってこない。ついに初めて産婦人科へ行って注射を打ってもらった時
『生理が来るにはある程度体重が必要なんです。』と言われたんよね。

そんな事知らんかったし、太るのも嫌やった。
でも、やっぱり生理がこなくて、2回目の注射。体は正直やった。

生理はやってきたものの、“太りたくない” という気持ちにずっと囚われたままの私はこの頃すでに

牛・豚・鶏の全ての肉、ご飯・パン・麺類などの炭水化物、砂糖が入ったもの、動物性・植物性油脂、芋類・人参・かぼちゃなどのGI値の高い野菜 を全て避けていた。
ただ “お酒は太らないもの” “空腹をごまかせるもの” っていうインストールがされてたから、お酒を飲まない日はなかった。
食べて吐くことは毎日じゃないにしろ、これもまた習慣化していた。


専門学校を卒業して、音楽事務所に働きに行ったんやけど、上司が超絶クレイジーで笑 朝まで心斎橋を梯子することがしばしばだった。このクレイジーなT氏のおかげで私の人生は面白くなっていくのだけど、ココでは割愛して。

このT氏のとある一言がキカッケで私は沖縄でBARを始めた。21歳の春だった。(気になるよね、割愛した部分。笑)

毎日飲んだ。相変わらずの乱れまくった食生活やった。食べすぎて吐くことも変わらなかった。お店では食事も出してたから、味見って作業は絶対しなくちゃいけなくて、口の中で咀嚼して飲み込まずにゴミ箱にペッて出す『チューニング』という技を体得(誰にでも出来るケド。笑)

ちょっとづつ増えてった体重は、何をしても減らなくなった。身体が、栄養失調でも生きて行けるようにしてくれていたんやろう。もしくはお酒が栄養源だったのかもしれないけど。\(゚ロ゚ )ナンデヤネン!

沖縄での2年半を経て、関西で2店舗目を出すために京都に移住した頃、玄米がダイエットにいいと聞きつけて食べ始めるようになった。

すると、めっちゃくちゃ体調が良くなったんよ!
う〇子さんもモリモリでるようになって、めっちゃ驚いたし、体重もスルっっと落ちていった。この体験がきっかけで、2店舗目のコンセプト 『食べてキレイになるゴハン』が出来上がり、食事制限があっても気にせず食べられる、何より私が行っても食べられるお店を作ろうと思った。

程なくして2店舗目のcafeをオープンさせた。玄米と野菜中心のお店やけど、お肉やお魚もあるし、ベジタリアンもイケる。動物性の油は使わず、白砂糖も使わなかった。マヨネーズは豆腐で作り、スイーツは卵も乳製品も使わなかった。

ところがどっこい、こんな店やっておいて何だけど、私の食生活は最悪に達していた。

食事の時間がなくなった。変わりにお酒を常に飲み、キッチンでつまみながらチューイングの繰り返し。(おかげで虫歯もめっちゃ増えた…)食事したときの罪悪感は消えず、店のトイレで吐いた。
今じゃ考えられないけれど、家には包丁1本すらなかった。こんな食生活を知られたくなくて、食べるところを見られるのが怖くて、人と食事すらできなくなっていた。

店長に任せていた沖縄の店はうまくいかなくて、人の手に渡った。好きな人も私から離れて行った。朝から夜まで休み無く働いても生活はギリギリ。
思うようにいかない毎日は、私の心をどんどん疲弊させていっていた。

自分をみじめに思えば思うほど、心は不自由になり、自分の嫌なところが目につくばかりで、自分を愛せず、食事も生活も雑になり、豊かさとはかけ離れてった。


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